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私たちが進める新しい技術テーマは、「人と次代への思いやり」です。そのためには、マシンのことだけではなく、表面処理全般にわたる知識や情報が必要となってきます。アパレルメーカーが、自らショップを出し、そこから受信した消費者ニーズや動向を商品企画へと反映させるように、私たちにもこうしたアンテナショップ的な発想が求められています。私たちは、より進化したマシンづくりを展開する一方で、多岐にわたる表面処理技術の開発を独自に進めてきました。そして、こうした表面処理技術を、これからの新しいマシンづくりにフィードバックさせたいと考えています。

私たちが手がける表面処理のひとつをご紹介します。これは金属表面に付着させるものではなく、これまた逆の発想で、金属表面のバリや凸面を削り取り、なめらかで光沢のある表面をつくりだす電解研磨技術法です。
電解研磨は、その金属が持っている本来の美しさを、最大限に引き出す表面処理技術として、その幅広い用途、応用が期待されています。私たちが目下展開しているもので、どちらかといえば、装飾的効果を演出するものが中心となっています。
しかし、こうした実績の中には、すでにいくつかのノウハウが蓄積されています。特に管(筒)状のもので、その内面だけを電解研磨することができる独自の技術は、装飾分野だけでなく、わずかなバリも凹凸も許されない機器の部分やクリーンルームなど、精度が求められる分野からも注目を浴びています。
私たち山口製作所は、こうして、自ら表面処理加工を展開し、新しい表面処理の可能性をハード、ソフトの両面から探ってゆきたいと考えています。
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